2014年2月8日土曜日

1998年

1998年あの日のことはよく覚えている。
いや、覚えていないのかもしれない。
確かな事は降り積もる雪と、信州の温かさ。
雪が降り積もるくらいだから、けして暖かいわけではないのだが、ワタクシの心は温かさに満ちていたと思う。

遠く離れた土地で、弱音なんて吐きたくなくて、誰とも連絡なんてとらなかった。
元々不器用で、友達の作り方も知らない、そんなワタクシが一人孤独に耐え忍ぶ事になるのは、目に見えて当たり前の事だったのかもしれなかった。
それでも、地元の友達を思うと勇気づけられたし、スケートボードはいつもワタクシを救ってくれた。

ふとした瞬間におちいるあの虚無感。
部屋のなかでただうずくまっていればきっと耐えられなかった。
スケートボードもあの人もいつもワタクシを外に連れ出すきっかけをくれていたんだ。

そんな孤独からの解放が冬休みの帰省だったんだ。
あの、降り積もる雪の日僕等は雪かきを片手に、深夜笑いながら歩いた。
明日、スケートボードをするための場所確保にはげんだんだ。
また、雪が積もるなんて少しも考えずに。
だって、慣れ親しんだ地元が別世界に見えるくらい、その年の雪はハンパなかった。
交通機関はすべてストップ。
寒かった。
だけど、友達と二人雪かき片手に高笑い。
孤独から解放されたワタクシは無敵だった!
1998年冬。
またそのくらいの規模の雪が降ろうとしている。

だそうです。
あん時ぐらいらしいです。
次の日は晴れだけどね。
カメラ、とりあえずアロンαでやっつけた。
なんとかなった。
また壊れるかなぁ。

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