2010年8月28日土曜日

雨が降る。


遠くで雷の音がする。
「師匠・・・雨降るかな?」
「まだ、大丈夫でしょう!」
そう聞いて、またスケートを走らせるためアスファルトを蹴る。
そんな会話をした数分後、大きな水の塊がボタボタと落ちてきた。
「まぁ、止むでしょう」
そう師匠が言う。
だけど、大きな水の塊は意外にも大きな音とともに数を増やしていった。
師匠とワタクシのスケートスペースを徐々に蝕んでいくのだ。
やがて、土砂降りのような雨に見舞われ雨宿りさえままならない
パークの木の葉の下にふたり。
雨にぬれたアスファルトからコポコポと浮き出る泡を眺めながら
嵐のような雨が通り過ぎるの待つ。
太陽が見え隠れしてくると、勢いが納まった雨のなか二人パークを後にする。
それが今日のパークの一風景である。

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