2011年7月31日日曜日

夜市/風の古道

これは成長の物語ではない。
何も終わりはしないし、変化も、克服もない。
道は交差し、分岐し続ける。
1つを選べば他の風景を見ることは叶わない。
私は永遠の迷子のごとく独り歩いている。
私だけではない。
誰もが際限のない迷路のただなかにいるのだ。
                         風の古道より
 
 
読みました!
夏だしたまにはホラー小説もいいかな?と思って手に取ったんですが
ホラーというより、不思議な世界への誘いって感じです。
面白かったです。
短編が2つなんですけど、どちらもよい。
ワタクシ的には風の古道という話のほうが好き。
とてもよく世界観ができているし、イメージしやすい。
話が本当にうまくリンクしている。
これはうまく説明できないので、読んでみてとしかいえません。 
 
夜市は、少し悲しいけれど内容は結構ブラック。
望むものがなんでも手に入るという夜市で兄は弟を売って
野球の才能を手に入れる。
罪の意識は消えることはなく、兄は弟を買い戻しに再び夜市に
足を踏み入れる。
 
そんなに厚くない本なので、1日あれば読めてしまいます。
読んでみたい人は声かけてくださ~い。
読書の夏!!
ちがうなぁ~。とりあえず、晴れてほしい今日この頃。
まともにスケートできそうなのは11日ぐらいかな~。
カラっとした天気がいいっすね!

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